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ダッソー・システムズ、ソリッドワークス新版リリース

機能強化、製造最適化を実現

 ダッソー・システムズは設計用3Dソフトウェア「ソリッドワークス」の新版「ソリッドワークス2020」の国内提供を111日より開始した。
 新版は中小企業向けにカスタマイズされた「3Dエクスペリエンスドットワークス」との連携を深化。ものづくり全体のプロセスを支える機能の強化や、仕様変更に素早く対応する柔軟性の向上、全体の作業効率アップなど設計から製造までの最適化を可能にする。
 旧版からの機能強化として、作図のディティリングモードとグラフィックスの高速化を実現。「新しいディティリングモードでは数秒で画面を開くことができ、図面内での注釈の追加や編集が行える。大規模アセンブリの図面など、複数のシートや膨大なリソースで構成される図面に、ちょっとした修正を加えたい時などに役立つ」(同社)。
 さらに、同じアセンブリ内において、同一部品を異なる条件で表示させる新機能「フレキシブル構成部品」を追加した。同社では「例えば、同じアセンブリ内で同じバネを2回使用する際に、異なる2つの条件を表示できるようにした。バネや蛇腹、蝶番、Oリングなど柔軟性があり条件変更の可能な部品が対象となる」と、多様な設計に応用できるという。参考価格はスタンダード版で985000円(税別)から。
 ダッソー・システムズ ソリッドワークス社のジャン・パオロ・バッシCEO118日に都内で開催した年次イベントにおいて、「ドットワークスとの連携強化により、ソリッドワークス新版ユーザーは3Dエクスペリエンス内のデルミアワークス(製造工程)、シムリアワークス(シミュレーション)、エノビアワークス(プランニング)といった各種ソリューションの機能を有効活用できるようになる」と、製造プラットフォームとしての導入を訴求した。

20191210日号掲載)