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ファナック、ロボマシン3機種の新製品を公開

ROBODRILL α-DiB Plus series

加工性能とネットワーク対応を強化

 ファナックは1127日に閉幕したJIMTOF2020Onlineでロボマシン3機種の新製品を発表した。
 小型切削加工機ロボドリルの新機種「αDiB Plusシリーズ」では同社の最新CNCSeries 31iB Plus」を搭載した。加工時間を短縮するファストサイクルテクノロジーや高品位加工に対応するファインサーフェステクノロジーなどの最新CNC機能を活用できる。また、新たに同期スピンドルモータ搭載のタッピング主軸を追加し、5種類の主軸仕様から加工対象に応じて主軸を選択できるようになった。タッピング主軸と最新ソフトの適用に加え、早送り速度の向上、固定サイクルの改良など基本性能の向上も進めており、タップの多い加工でサイクルタイム短縮効果を高められる。各種ネットワーク機能に標準対応し、工場の自動化やIoT化にも対応する。
 全電動式射出成型機ロボショットの新機種「αSiBシリーズ」では大画面表示装置(21.5インチフルHD PANEL iH Pro)を採用したほか、EUROMAP7782対応など生産管理システムや周辺機器とのネットワーク対応を強化した。射出性能(最大射出速度)の向上による成形範囲も拡大した。
 ワイヤ放電加工機ロボカットの新機種「α―CiCシリーズ」では最新の表示装置(PANEL iH Pro)採用で描画速度が向上した。機械剛性の強化による加工精度の向上、放電装置の改良による加工面品位の向上のほか、新放電制御iPulse3の適用により加工条件の簡単調整も可能にしている。

20201210日号掲載)