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三菱電機、放電加工機新機種

AIで中大物ワークを最適加工

 三菱電機は形彫放電加工機「SGシリーズ」の中型機種「SG28」を71日に発売した。同機種はEV化や自動車部品の複雑・多様化により、バッテリーケースやヒートシンク、エンジンに使用されるアルミダイカスト金型などの需要増を背景に開発された。
「中大物ワークでの大面積加工に加え、切削困難な補強リブなどの小面積の多数個加工が増加するなど、多種多様なアプリケーションに対応できる機械ニーズが高まっている。また加工時間のみならず、複雑化する段取りや寸法確認時間の削減、機械の稼働率向上など工程全体での生産性向上、低消費電力化も求められている」(同社)。
 「SG28」はAIによる加工状態に合わせたリアルタイムの最適制御とヘッド部の鋳物形状・剛性の改良など機械構造の最適化により、小物から中大物ワーク加工の安定化と高速化を実現した。
 従来機から電極とテーブル間の最小面間距離を約150㍉縮小。Z軸の移動距離を50㍉拡大し、多種多様なワークに対応する。また数値制御装置の新機能により、座標数値からワーク寸法の計算を可能にし、「従来の手作業での確認・計算が不要になり、段取り作業の効率化を実現できる。また新機能『加工槽高さ自動調整機能』により、ワークごとの加工液面の高さ設定が要らなくなる」(同社)。
 価格は税込み2390万円。年間100台の販売を見込む。

2021710日号掲載)