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岡本工作機械の平面研削盤、機械学会「機械遺産」に

(株)岡本工作機械製作所

 岡本工作機械製作所は729日、安中工場(群馬県安中市)に所蔵している平面研削盤PSG6B形の初号機が2022年度日本機械学会発表の「機械遺産」として認定されたことを明らかにした。
 この初号機は1953(昭和28)年に製造(機械サイズ2200×1078㍉、上下最小切込み量0.001㍉)。テーブルの駆動装置に油圧シリンダを採用するなど、現在普及している平面研削盤の基本構造をもつ最初の平面研削盤だ。同社は「日本の高度経済成長期の機械工業の発展を、千分の1㍉台の精密加工を実現するという確かな精度で支えた歴史的工作機械」と言う。
 「機械遺産」は20076月に創立110周年を迎えた(一社)日本機械学会が記念事業の一環として、歴史に残る機械技術関連遺産を保存し次世代に伝えることを目的に認定を始めた。

2022810日号掲載)