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ZOLLER Japan、プリセッターに工具脱着付加

測定含めた1台完結提案へ

 ZOLLER Japanは、ツールプリセットから測定、切削工具の自動脱着まで1台で完結する装置のラインナップを拡充した。コレットチャック、焼ばめホルダ、油圧ホルダなど、締付方法に応じた機種を製品化。5軸向けの焼ばめホルダで実績を重ねるMSTコーポレーション製専用機も新たに加えた。
 手作業であることから、生産性向上のボトルネックになっている「工具段取り」の省人化ツールとして提案する。マーケティングマネージャーの奥健一氏によれば、「大変な労力と時間がかかるうえ、工具の突き出し長さを設定するのも難しい。締付作業を自動化することで安全が確保でき、突き出し長さも高精度に仕上げられる」という。
 使い方は、中心のスピンドルにホルダをセットし、工具を挿入するだけ。突き出し長さを±10ミクロンの公差内で保持する。設定した突き出し長さまで自動でチャッキングするだけでなく、刃先形状、寸法など、測定したデータを工作機械に転送もできる。
 コレットチャックタイプは様々なナット形状に合わせた締付アダプタを用意。油圧ホルダタイプは締付レンチ、焼ばめホルダタイプは加熱コイルが自動で選択される機能を搭載した。「外部にロボットハンドがあれば、工具のセットから検査まですべて自動化できる」(奥マネージャー)とする。
 11月に大阪ショールームで開催したプライベートショーでも提案。「ツールプリセッターは精度の高さと使いやすさから日本市場でも売り上げを伸ばしているが、精度や機能の向上は、これ以上望めないところまで実現した感がある。これからはツールプリセッターを工具段取りの一つと捉え、できるかぎり自動化することが理想」とした。

20201225日号掲載)