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ソディック、環境問題やアフター事業に注力

2021年度売上751億円のうち工作機械(放電加工機、マシニングセンタ、3Dプリンター)が69%を占めたと話す古川健一社長

 ソディックは今後の事業戦略としてDX化の推進/SDGSの推進/アフタービジネスモデルの拡大/金属3Dプリンター事業の促進-の4つの事業に注力する。628日に開いた工作機械事業のオンライン事業説明会で明らかにした。
 SDGSについてはワイヤのリサイクル、ワイヤ回転による低消耗化など環境負荷低減に取り組んでおり、ワイヤ放電加工機およびマシニングセンタのエネルギー消費では2023年には17年に比べともに20%削減する考え。
 同社の放電加工機はハイエンド領域で台数・金額でトップシェアを握っていると古川健一社長は話した。「とりわけ世界の4割ほどを占める金型最大市場である中華圏で当社は圧倒的なポジションにある。今年1月から新組織(経営を工作機械、射出成形、食品機械、製造の4つに独立)とし、新しい時代のニーズに合わせトータルでモノづくりをサポートできる」と言う。同社の工作機械はこれまでに国内に2万台、中華圏を中心に海外に8万台納入したことからアフタービジネスが重要になるとの考えも示した。

2022710日号掲載)