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THK×東京海上日動、予兆保全サービスに補償

THK(株)

故障部品を優先交換

 THK(寺町彰博社長)は、製造現場での機械要素部品の状態基準保全(Condition Based Maintenance、以下CBM)の導入を加速させるため、製造業向けIoTサービス「OMNIedge(オムニエッジ)」の新たな特典として、「製造ゼロ待ちチケット」および「IoTリスク補償」の提供を202191日から開始する。
 国内製造業において製造装置の保守点検作業に関しては、いまだ熟練作業員の感覚に依存しているという状況が少なくない。その打開策として同社は、「簡単・安全・初期コストゼロ」をコンセプトに、IoTを利用して機械要素部品の状態判断を実現する予兆保全サービス「オムニエッジ」を開発、2020年から展開している。
 同サービスを用いることで、人手によらず定量的に部品の状態を常時把握し、適切なタイミングでの保全実施が可能になり、突然機械が故障するリスクを低減する。
 その一方で、「製造現場で部品のCBMを導入する際の課題は、部品故障の予兆が把握できるだけでは解決しないことも分かってきた。機械が故障した際、迅速に修理して正常な状態に戻すために必要な部品の入手可能性や、万が一センサが反応せず故障が起きた場合、お客様に修理までの時間的、金銭的負担に関する不安が生じてしまう」(同社)
 こうしたユーザー不安を解消する新たなサービスとして、同社は「製造ゼロ待ちチケット」と、東京海上日動との連携によって実現した「IoTリスク補償」を提供する。
 「製造ゼロ待ちチケット」は、オムニエッジユーザーの機械・装置において、センサを取り付けたLMガイドやボールねじなどの機械要素部品の不調・異変により交換を迫られた際、優先的に「待ち時間ゼロ」でTHK工場に交換部品の製造を手配できる特典。「オムニエッジ」搭載の装置であれば、納期の心配なく代替用製品が手配可能になる。
 「IoTリスク補償」はオムニエッジの予兆検知機能が働かず、センサを取り付けていた機械要素部品(LMガイド、ボールねじ、アクチュエータ)に損壊が発生した場合に限り、原因箇所の機械要素部品の価格と交換に係る作業費(最大100万円まで)を東京海上日動の保険によって補償するもの。
 いずれもオムニエッジの特典として契約時に自動付帯されるため、特別な手続きは不要となっている。

2021810日号掲載)