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ESR、三重・木曽岬に中京圏最大級の物流施設竣工

ESR 弥富木曽岬ディストリビューションセンター外観

地域社会やワーカーに快適な環境づくり

 物流不動産の開発を手がけるESR(東京都港区)は428日、三重県桑名郡木曽岬町に「ESR 弥富木曽岬ディストリビューションセンター(弥富木曽岬DC)」を竣工した。
 中京圏最大級の延床面積155332平方㍍の4階建てマルチテナント型物流施設。
 国道23号「木曽岬IC」より2.8キロメートル、伊勢湾岸自動車道「湾岸弥富IC」より9.6キロメートルと交通アクセスに優れる。また、名古屋港鍋田ふ頭コンテナターミナルまで約13㌔メートル、中部国際空港セントレアまで約46キロメートル、名古屋市中心部まで25キロメートルと、東海全域、関西、関東地方への戦略的拠点として多くの需要が見込まれる立地。弥富木曽岬DCは中京圏では5件目の竣工プロジェクトとなる。
 木曽岬町をオマージュしたデザインを施設全体に取り入れつつ、コロナ禍を踏まえてラウンジの天井を高くし、テラス席を設けるなど屋外空間の有用性が高い空間デザインを採用している。
 コインランドリーや、個室型のワークブース、入口のインターホンには紫外線殺菌装置や空気清浄機を設置し、ワーカーにとっての快適性にも配慮している。
 スチュアート・ギブソン代表取締役は「ESRとして三重県初となる弥富木曽岬DCは、土地の歴史的背景や景観に敬意を払い、地域社会のための開発計画を立てている。コロナ禍に計画を進めた同施設は、ワーカーの安全性と快適性により配慮したアメニティや設備を多数導入した。災害発生時に避難場所として利用してもらうだけでなく、木曽岬町の新たなランドマークとなるべく地域経済の活性化にも寄与したい」と述べた。

2022525日号掲載)