切削能力50%向上
ヤマザキマザックは4月12日、従来機種より重切削能力を高めた立形マシニングセンタ「VCN-460/VCN-600」の販売を開始した。
VCN-460はY軸ストローク460㍉（従来機430㍉）、テーブル奥行き460㍉（同430㍉）、VCN-600はY軸ストローク600㍉（同530㍉）、テーブル奥行き600㍉（同550㍉）と、両機種とも従来機と比べ大きなワークの積載が可能。毎分1万2000回転の高トルク主軸の採用によって重切削能力を高め、従来機と比べ切削能力を約50%向上させた。オプションの高速主軸（毎分1万8000回転）を採用すれば、アルミや金型の加工における効率や精度を向上できる。
CNC装置は最新の「MAZATROL SmoothEz」と「MAZATROL SmoothG」からニーズに合わせて選択可能。X・Y・Zの各移動軸に高性能なグリース潤滑システムを採用したことで潤滑油の消費量を年間最大46%削減できるほか、インバータ制御のチラーユニットの搭載により、チラーユニットの年間消費電力を最大30%低減できる。
標準価格はVCN-460が1510万円、VCN-600が1760万円（税別）。両機種合わせて年間400台の販売を目指す。
（2022年4月25日号掲載）
