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ジェイテクト、耐熱リチウムイオンキャパシタ

Libuddy セル外観

日本で商標登録へ

 ジェイテクトは27日、高耐熱リチウムイオンキャパシタの商標「Libuddy(リバディー)」が日本で登録されたと発表した。
 高耐熱リチウムイオンキャパシタは二次電池に分類される蓄電デバイス。高耐熱・高出力・長寿命といった特長により、当初の電動パワーステアリング向けの補助電源に限らず、様々な産業に向け2019年に量産を始めた。「Libuddyには様々な産業領域の既存電源やリチウムイオン電池、燃料電池と言った他の蓄電デバイスの相棒(buddy)として世の中に貢献するという思いを込めた」(同社)と話す。
 繰り返し充放電による性能劣化が少なく、電池寿命が長い点が特長で、独自技術により従来のキャパシタの動作温度範囲を超えたマイナス40~85度を実現する。
 また、正極に活性炭を用いており、リチウムイオン二次電池で懸念される熱暴走反応を誘発する酸素を含有しないため発火リスクが低く、安全な材料構成となっている。
 「採用実績としてコンピューター機器の停電や落雷などの電源トラブル発生時の電力供給装置であるUPSや、水素燃料電池ドローンの運動性能を高める補助電源用としての検討も進んでいる」(同社)

2024225日号掲載)