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ソディック、8年ぶり自社展に630人

3次元測定機(左)で測定したEV用高電圧コネクタ電極を多関節ロボットで形彫放電加工機にセットする様子(右)

テーマは「自動化&省エネ」

 ソディックは31213の両日、神奈川県横浜市の本社/技術・研修センターで各種金属加工機の紹介やセミナーで構成するプライベートショーを開き、機械ユーザーや流通業者ら630人が訪れた。
 コロナ禍の影響を受け、同社が本社でプライベートショーを開くのは8年ぶり。「自動化&省エネ」をテーマに放電加工機や細穴加工機、マシニングセンタ(MC)、金属3Dプリンター、射出成形機など20台ほどを実演を交えて紹介した。自動化の提案ではMCUX450L」で加工した銅電極を自動ワーク交換機に保管。保管された銅電極をミツトヨ製3次元測定機でCADと比較して測定し、それをロボットで形彫放電加工機「AL40G」にセットして加工する様子を見せた。同社は「このようなシステムに対してユーザーさんは以前は価格高から避けられる傾向があったが、採用実績が増えてきた。自動化すれば稼働時間を大幅に増やすことができ、1人のオペレーターで複数の機械を操作できる」(広報室)とメリットを話す。
 このほか自社開発の金属3Dプリンター用の粉末材料「SVM」も紹介し、「これを使えば大物造形物が割れにくく、ギガキャスト用金型向けにも提案していく」とする。今後同社はこのようなショーを毎年開催する予定。

2024325日号掲載)