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タケダ機械、自動化需要に対応

タケダ機械(株)

UWF-150S/W

多品種少量生産を実現

 1971年の創業から半世紀に渡り、建設現場に最適な鋼材を供給するための鋼材加工機を手掛けてきたタケダ機械。特に中小形鋼の加工に強みを持ち、昨今、建設現場からのニーズも高まっている「多品種少量加工」に最適な加工機を取り揃えている。
 「中小形鋼の加工は、こまめな段取り替えが必要で変種変量生産を求められる現場が多い。そういった分野こそ当社機械が得意とする領域」(同社)
 そんな同社における売れ筋が全自動ユニットワーカーを搭載した「UWF—150S/W」だ。Cチャンネル鋼(リップ溝形鋼)をはじめアングル鋼、チャンネル鋼、フラットバーなど多様な形鋼の孔あけと切断を行える。
 「当社独自の切断・パンチ用金型を多数ラインナップしており、サイズ、厚さに応じた最適な加工を実現する。切断用金型には、形鋼の厚さが薄い場合に適したシングルカットと厚い場合に最適なダブルカットを用意。アングルは12㍉まで対応できる」(同社)
 パンチ4基タイプ(UWF-150W)は左右それぞれ2種類の孔あけに対応可能。ワンパスで2種類の孔あけを可能にし、金型交換の手間を無くすなど効率化と省力化を同時に実現する。
 1台で多岐に渡る鋼材加工を実現するのは「CBF—3015Ⅱ-M」。孔あけ、ドリルマーキング、タップ加工はもちろん、ミーリング加工や切断にまで対応する複合加工機だ。
 ATCを標準搭載しており、ドリル、タップ、ミーリングの工具切り替えはもちろん、自動運転中に工具寿命に達した場合も自動で工具交換を行うので、段取り替えの手間を削減する。
 さらにワークの測長・送材・加工位置決めを行う定寸装置を装備し、2500㍉から12500㍉までの素材に対応する。この他に自動搬入装置、自動搬出装置、NC機連動加工データ作成ソフト、印字装置等など工程間の手戻りを削減するオプションが多数用意されており、ユーザーの現場に合わせた自動化、省人化を実現する。
 「当社は顧客としっかりコミュニケーションしながら求められる加工機を作る製販一体型メーカーで、現場に合わせたカスタマイズも得意としている。また現場のヒューマンエラーをゼロにする加工機、周辺機器の開発を心がけており、誰でも簡単に使いこなせる高いユーザービリティも強みのひとつ」(同)

タケダ機械2.jpg

CBF-3015Ⅱ-M

2023610日号掲載)