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長谷川工業「Hasegawa FES」開催

長谷川工業(株)

2022年は新製品ラッシュへ

 長谷川工業は126日、直近の事業報告と今後の事業展開を発表する「Hasegawa FES」をオンライン開催した。
 冒頭では長谷川泰正社長が新事業について説明。パーソナルモビリティを扱うPMD事業、レースゲーム用のコクピットの開発・販売を行うドラポジ事業、メーカー向けAR(拡張現実)サービスのメーカーパーク事業を挙げた。なかでも電動キックボードを主に扱うPMD事業では、公共のシェアサービス事業として「SUMRIDE(サムライド)」をスタート。「すでに千葉・大阪などで公道での実証実験を行っている。今後もサービスを拡大していきたい」と語った。
 事業報告では国内外の拠点がコロナ禍でも生産が滞ることなく、前年比で136%の成長を遂げたと説明。特に中国では需要の急拡大を受け大きく成長したという。
 技術部からの報告では、カーボン素材を使った高強度、軽量コンパクトな踏み台を開発。同社初となるカーボン樹脂製の折りたたみ式踏み台「desta」を来年一月よりクラウドファンディングサイトで先行販売する。重量は約09㌔。折りたたむとノートパソコンほどのサイズになり、持ち運びにも便利だという。
 営業サイドからははしご兼用脚立「RX」がリニューアル商品としては異例の前年度比約300%増を記録したことに加え、昨年度から復活した特注事業が設備投資機運の高まりとともに多数の引き合いを得ているなど、全体的な好調ぶりをアピールした。
 最後は長谷川義高副社長が登場。はしご兼用脚立の継続的なリニューアルを発表。好評を博しているワンタッチバーを搭載し、端具をカラーリングした製品を市場投入するとし「1月にはRDRYZ2月にはRAXRYE3月にはRSを発売する」とした。

20211225日号掲載)