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広島どてらい市開催、ソフト、ハード両面で感染症対策

 展示商談会「2021広島どてらい市」(主催店14社)が36日~8日まで広島市総合展示館で開かれた。テーマ「未来を止めるな、輝け共に!」のもと、生産財・消費財メーカー147社が出展。3日間で1217人が来場した。
 ソフト、ハード両面で感染症対策を敷いた。会場入口に除菌用ミストシャワーを設置。来場者はマスクの着用確認とサーモカメラによる体温チェックが終わり次第、受付に向かう流れとした。1時間に15分の頻度で搬入口シャッターの開放による換気を実施。屋外商談コーナーのテーブルには消毒済プレートを置いた。
 「見て、触って、確かめられる」どてらい市の魅力を損なわない工夫も凝らした。カタログやサンプル品など、来場者が手に触れる箇所を適宜消毒するというもの。事務局は、出品メーカー各社に、消毒液、来場者用ビニール手袋、除菌シートなどを用意した。
 会場内は移動経路を1本に絞ることで、機工製品からライフ関連商品、工作機械まで、すべての商材が見られる配置に。三密を回避すべく、従来展に比べてスペースにゆとりのあるレイアウトとした。提案内容として、熱中症や重量搬送といった身体的な負担を減らす「働き方改革」、特定化学物質障害予防規則の改正に伴う「溶接ヒューム対策」などをキーワードに挙げるブースが目立った。
 工作機械は、立形マシニングセンタ、5軸加工機などの実機展示のほか、工具測定による段取り改善や既存ラインのIoT化など、データ活用を切り口にした提案も。3月から募集が始まる予定の「事業再構築補助金」の相談コーナーも設けた。

2021325日号掲載)