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安川電機、パレタイジングロボに新機種

可搬80キロ、小型包装ニーズに対応

 安川電機(小笠原浩社長)は、新型パレタイジングロボット「MOTOMAN-PL80」を発売した。可搬質量は80キログラム、最大リーチは2061ミリメートルで、MOTOMAN-PLシリーズの可搬質量は80190320500800キログラムの5機種展開となった。
 物流業界や食品・医薬品・化粧品などの業種では、製品の箱詰めや箱積みといった工程は人手作業が多い。近年は労働力不足が深刻化しており、効率化や自動化が急務となっている。「このようなニーズに応えるため、小型包装などの小物用途から建材などの大物用途まで幅広く対応する機種を揃えた。菓子や紙製品などが入った比較的軽量な段ボール、本や結束されたチラシなどの印刷物の積載での利用を想定している」(同社)。
 各軸の動作速度を従来機種(MOTOMAN-MPL80Ⅱ)と比べ5%以上向上させた。手首軸も強化し、許容負荷を向上させたことで使用可能なハンド・ワーク形状の範囲が広がった。同社の汎用ロボットコントローラ「YRC1000」に対応している。モータ減速時に発生するエネルギーを有効活用する電源回生機能を標準搭載。ロボット消費電力量の約20%を削減することが可能で、生産現場での省エネに寄与する。価格はオープン。

2021530日号掲載)