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日本工作機器工業会予測、23年度売上は微増か

寺町彰博会長

 (一社)日本工作機器工業会は会員企業による2023年度の売上高を前年度比0.1%増の2208億円と予測している。523日に都内で開いた総会後の懇親会で寺町彰博会長(THK社長)が話した。近い将来、ピーク(18年の2280億円)超えを狙うが「27年までに2280億円を更新する、ではいけない。自動化がどんどん進むいま、その程度の数字では日本の産業は衰退し、新興国に負ける」と語気を強めた。
 寺町会長は3回目のAIブームが巻き起こっていることにも触れた。「人手不足と言われるが、生成AIなどの利用で10年後には人が余ることになると社内で言っている。日本の評価が落ちており、働き方改革も大切だが、自分たちを高める努力が欠かせない。弱い集団のままではとても世界を相手にできない」と危機感を露にした。

2023610日号掲載)