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スギノマシン、1.4m幅の立形MC

非切削時間を最小化

 スギノマシン(富山県魚津市)は今夏発売した主軸テーパ30番小型・立形マシニングセンタ「SELF-CENTER SC-V30a」の販売を本格化する。1023日まで名古屋市で開催のメカトロテックジャパンに初出品した。
 「小物部品には小型マシンを」をコンセプトに1986年に販売を始めた「SELF-CENTER」は立形や横形、テーブル移動型からコラム移動型まで多彩な機械構成バリエーションをもつ。近年、電気自動車関連部品に代表される複数ユニットを一体化した大型アルミ部品の増加と、短い製品サイクルへの柔軟な対応が求められており、新製品はそれらのニーズに応えた。加減速度はXY1.3GZ1.7Gを実現。同社は「非切削時間を極限まで短縮。同期スピンドルモーターの採用で高速回転・高送り切削を強化し、アルミ材の切削で従来比約3倍の高効率加工を実現した」と言う。
 X軸ストローク700㍉を確保しながら、機械幅はわずか1440㍉に抑えた。販売価格1900万円で初年度100台の販売を目指す。

20211025日号掲載)