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アサダ「国内初」のコードレス工具、相次ぎ発売

アサダ(株)

既設配管用充電式ねじ切機「スーパートロニック2000E」(左)と充電式銅管ベンダ「ローベンド4000E」

 アサダ(名古屋市北区・浅田健吉社長)はこのほど、充電式のコードレス工具を相次いで発売した。いずれも充電式としては「国内初」といい、電源事情に左右されない安定的な作業を可能にする。
 101日に販売開始した充電式銅管ベンダ「ローベンド4000E」は、冷凍・空調機器に使われる銅管や薄肉ステンレス管を曲げ加工できる製品。冷媒漏れを防ぐために継手のない配管のニーズが高まっており、18Vバッテリ搭載の充電式としたことで作業時の電源確保を不要にした。銅管は1/213/8インチ、薄肉ステンレス管は1020SUまでのサイズに対応。フル充電で28㍉の銅管の90度曲げ加工が60回行える。曲げ角度は3度刻みで調整でき、現場に応じた正確な曲げ加工とコードレスによる高い作業性を両立する。
 一方、91日に発売した既設配管用充電式ねじ切機「スーパートロニック2000E」は、18Vのリチウムイオンバッテリを搭載。100V電源使用の従来機種と同様に狭い場所でのねじ切り作業に向き、充電式のため延長コードによる電圧低下の影響を受けない。バッテリの向きを90度ごとに回転でき、壁や床の近くなど限られたスペースでもスムーズに使用できる。フル充電の場合、1インチサイズで12口、2インチサイズで6口の切削が可能という。
 標準価格はローベンド4000E53万円、スーパートロニック2000E34万円。

20221010日号掲載)