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スター精機、30%低全高のパレタイザー

従来機から約30%高さを低くした「PLX-1535」(右)と、ワークやパレットの対応サイズを広げた「PXT-1220+」(左)

積付け高さは維持、2024年問題も視野

 スター精機は1124日、「ロボットパレタイザー PX」の新シリーズ「低全高マルチパレタイザー PXLシリーズ」を発表した。「PLX-1535」は従来機「PXW」と同様の積付け高さを維持しつつ、約30%全高が低い。これにより設置時に搬入間口や天井高さが足りずに改造工事が必要となる可能性を減らせる。単体では工事期間2日と短期間で設置が可能だ。
 20244月からはトラックドライバーの時間外労働時間に新たな上限規制が加わる。従来はドライバーが工場用のT14型パレットから輸送用のT11型パレットに積み替えていた現場は対策が急務だった。PLX-1535はオプションで前後ストロークを350㍉延長可能。T14型パレットからT11型パレットへの積み替えにも対応できる。
 同日に「低全高パレタイザ― PXTシリーズ」の新機種「PXT-1220+」も発表された。従来機は標準でA4サイズまでのワークに対応していたが、PXT-1220+A3サイズまで対応。扱えるパレットのサイズも広げ、T11~T14型まで標準で対応する(従来機はT11型のみ)。なお高さ2㍍と低全高で、キャスター付きで簡単に移動できる利点は従来機と同様だ。

20231210日号掲載)