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安川電機、水平多関節スカラロボ2機種

クラス最高レベルの動作性能

 安川電機(小笠原浩社長)は、3C(コンピューター、家電製品、通信機器)や3品(食品、医療品、化粧品)市場が要求する高速サイクルタイムに対応した水平多関節スカラロボット2機種を製品化し、年末から販売活動をはじめている。
 小型部品の組立、搬送、箱詰め、仕分け、検査といった工程に最適な仕様にした。最大リーチ400㍉(可搬質量3㌔グラム)と、同650ミリ(同6キログラム)のリーチの異なる2種類でニーズに応える。
 製品特徴として、標準サイクルタイムを最大リーチ400ミリタイプで0.32秒、同650ミリタイプで0.29秒と「クラス最高レベルの動作性能を持たせた。高速かつ高精度な動作が可能」(同社)とする。価格はオープン。
 同社では、市場で実績の垂直多関節小型ロボットや人協働ロボットなどにこの新機種を組み合わせ、多様化する一般産業分野のニーズ対応力を高める考え。「デジタルによって生産性の向上や止らないラインの実現を図るソリューションコンセプト(i3-Mechatronics)を提唱しているが、このスカラロボットの新たなラインアップにより、ソリューションコンセプトの提案力を強化する」としている。

2020125日号掲載)