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CGS、高精度3軸CAMをオプションで新設

ハイブリッド型CAD/CAMで新版

 C&Gシステムズ(塩田聖一社長)は、金型向け2次元・3次元融合型CAD/CAMシステム「EXCESS−HYBRIDⅡ(エクセスハイブリッドツー)」の新バージョン「V5.1」を2月にリリースする。
 新機能を37項目追加搭載した。図面作成、金型設計、モデリングに関する各種支援機能やCAMの新機能などがそう。そのなかで縮尺や用紙サイズが異なる図面を同一CADドキュメント内に作成できる「フレーム機能」において、メインフレームに作図した組図とサブフレームの部品図を連動させ、修正した形状要素が相互に反映する機能も持った。これにより図面修正にかかる工数やミスを減らせる。また、ばね部品の「ばね線図」において、所定のたわみ位置でのばね荷重値を算出し、素早く「ばね線図」を作成する機能も持たせた。
 加えて新しく目玉になるのが、マシニングセンタ用のオプションとして加えた3CAM機能。 これは、高精度金型加工で定評がある同社3次元CAMシステム(商品名キャムツール)のエンジンを使用した3CAMで、3次元の形状認識を可能にし、これまでの2軸加工(穴あけ、ポケット加工等)に加え、3次元パスが混在した加工データを短時間で作成できる。当面(初版)は、荒取り用の2つの加工モードと、仕上げ用の3つの加工モードの構成とする。
 製品価格は、最小モジュール構成で60万円から。CAMオプションはベースの2CAM90万円、3軸荒取り用60万円、3軸仕上げ用100万円。いずれも税別、保守料別。モジュール構成により変動する。

2020125日号掲載)