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アシストスーツ協会が大阪で体験展示会

会員メーカー8社のトップマネージメントが自社商品を手にPR。写真中央、Tシャツ姿が代表理事の飯田氏。

社団法人化後、初の合同イベント
会員8社、市場開拓へ団結

 人工筋肉やバネの力を応用して人の動作を支援するアシストスーツのメーカーが、同スーツの認知度向上や市場拡大に向け共同事業を続けている。
 昨秋、任意団体アシストスーツ協会を立ち上げた後、今年7月には一般社団法人になり活動も一層本格化。95日には法人化を記念し大阪市内で「アシストスーツサミット・イン・オオサカ」と題した体験展示会を開催した。全会員(現在8社)が腰、腕、脚などをサポートするそれぞれの新製品を展示し、同スーツ導入のポイントなどを識者が伝えた。会場は企業関係者や介護従事者、TV、新聞などの報道関係者で満員の賑わいだった。
 同協会の飯田成晃代表理事(アルケリスCOO)は「アシストスーツはまだまだ知られていない。まず知っていただき、正しく理解して体感もしてもらう。これを協会主導でやっていく」などとスピーチ。市場占有率や今後の活動について本紙で問うと「(カテゴライズの仕方など微妙な面もあるが)、ざっくり会員8社でマーケットの半分以上はカバーしていると思う。今後各地で体験展示会を繰り返しやっていく予定。賛同し協力いただける企業であれば新加入もウエルカム」などと話した。
 会場に居合わせた会員メンバーの幹部らからは「コラボレーションの時代にふさわしい取り組み」、「相互に刺激しあって市場性を拡げられれば」などのコメントが出た。さらに具体的に「互いに互いの商品を売るといった取り組みも会員同士で既に進めている。当社の海外販売ルートを共同利用するといったこともやってみたい。補完関係にあるメンバーが揃っており今後が楽しみ」(イノフィス・乙川直隆社長)の話もあった。

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講演会の様子。物流、製造、建設、介護、農業などと幅広く市場を狙う。

 

2023930日号掲載)