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三井化学、AIで労災危険源抽出

 三井化学と日本アイ・ビー・エムは、化学物質を扱う作業現場の安心安全な労働環境づくりを目指して「労働災害危険源抽出AI」を構築し、三井化学大阪工場で稼働を開始した。過去の労災情報やヒヤリハット情報などの有益な情報があるものの、多くが紙ベースで蓄積されていたことから「それらをデータベース化し、AIを活用して容易かつ的確に検索できるシステムが求められていた」という。
 今回導入したシステムは、工場内に設置された端末に、これから行う作業の場所や内容、労働災害の種類などのキーワードを入力することで、リスク相関性の高い事例や類似事例を迅速に抽出できるというもの。属人性の解消、スキルやノウハウの伝承、原因究明の早期化などを図った。
 データベース化に加え、社員の安全レベル向上を目指すために、日本アイ・ビー・エムのデータサイエンティストやコンサルタントが構築した。労働災害危険源抽出AIは、自然言語を含む大規模データを多角的に分析する「IBM Watson Explore」、クラウド上で稼働する検索効率化に向けたテキストデータ分類が可能な「IBM Watson Natural Language Classifier」を搭載している。

2021725日号掲載)