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オーエスジー、営農型オフサイトPPA導入

オーエスジー(株)

会見に臨むオーエスジー・川村経理部長(写真中央)

農業生産と再エネ発電を両立

 オーエスジーとアグリガスコム、中部電力ミライズは1213日、営農型オフサイトPPAサービスの実施に向けた協定を締結した。同協定に基づき、中部電力ミライズは、アグリガスコムが愛知県豊川市内の10カ所で設置を進める太陽光発電所(パネル出力合計:4500kW)から電気を調達する。
 この発電所はオーエスジー専用の太陽光発電所であり、発電された電気は2023年春頃から、オフサイトPPAサービスとして、オーエスジーの大池工場(愛知県豊川市)など4箇所の工場に20年間に渡って供給される。
 オーエスジーは、専用の太陽光発電所に由来するカーボンフリー電気の活用により、年間約2000㌧のCO2排出量を削減する。また、アグリガスコムが設置する太陽光発電所のうち6カ所は、太陽光パネルの下で農業生産を行う「営農型太陽光発電所」と呼ばれるもので、この太陽光発電所の電気を活用した「営農型オフサイトPPAサービス」は中部エリアで初めての事例となる。
 オーエスジーは中期経営計画において、CO2排出量削減を2030年度に2019年度比30%削減、2050年度のカーボンニュートラル達成を掲げている。
 「製造プロセスの省エネ化、敷地内外への太陽光発電設備の設置、カーボンフリー電気の活用を通して、使用エネルギーの低減、再生可能エネルギー利用率の拡大を進めていくとともに、地元東三河を中心とした地域社会の持続的発展に貢献する」(同社)

20221225日号)