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イグス、4種類の材質を用いた3Dプリント

4種類の材質を用いたマルチマテリアルプリントのイメージ

多機能部品をワンステップ製造

 イグス(日本法人:東京都墨田区、吉田剛代表取締役)は930日、最大4種類の材質を使ったマルチマテリアルプリントで、耐久性・耐摩耗性を備えた複雑形状の3Dプリント部品の製造を可能にしたと発表した。従来部品に複数の特性をもたせるためには複数の工程を経る必要があったが、この技術により、多機能で耐摩耗性のある特殊部品をワンステップで迅速かつ経済的に製造できるようになる。
 同社では昨年からマルチマテリアルプリントで異なる材質を組み合わせた特殊部品を製造してきた。今回はこのサービスをさらに拡充し、マルチマテリアルプリント専用の新材質を開発。同社のマルチマテリアルプリント材質は、通常の3Dプリント材質と比べ最大50倍の耐摩耗性をもつものや磨耗限界を検知するものなどそれぞれ様々な特性を備える。これらの材質を最大4種類組み合わせることで、耐摩耗性や強度、弾性やスマート機能など様々な特性を持った多機能部品を1工程で製造できる。 

20211025日号掲載)