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ベトナム中部、クアンガイとゲアン工業団地に物流倉庫

セムコープ ロジスティクスパーク(クアンガイ)の全景(左)・内観バース

日系企業参入23年秋竣工

 阪急阪神不動産が参入するベトナム中部のVSIPクアンガイ工業団地と同ゲアン工業団地内の物流倉庫の開発プロジェクト「セムコープ ロジスティクスパーク(クアンガイ)」と「同(ゲアン)」(計6棟・総賃貸面積約7万平方㍍)の建設が昨年12月に始まった。2023年秋頃の竣工をめざす。
 それぞれベトナム中部の輸出入拠点であるダナン港・ダナン空港とクアロー港・ビン空港とのアクセスに優れ、広域物流拠点として高い優位性がある。「同(ゲアン)」は、現在進められているハノイ市・ゲアン省間の高速道路の延伸工事が完了(24年の予定)すると、ハノイ市とのアクセスが大幅に改善され、物流拠点としての魅力が高まる。
 また、同プロジェクトが立地するクアンガイ工業団地とゲアン工業団地は、いずれもベトナム・シンガポール両政府の支援の下で開発が進められ、設備などのハード面が充実し、質の高いカスタマーサービスを提供する。
 同社はシンガポールのセムコープ デベロップメント社と共同でセムコープ インフラ サービス社に出資し、ベトナム北部において物流倉庫の開発・運営に取り組んでおり、今プロジェクトも3社共同でセムコープ インフラ サービス社を通じて実施する。

2023225日号掲載)