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ESR「日本最大」の物流施設プロジェクト着工

兵庫県川西市、甲子園13個分

 物流施設開発を手掛けるESR(代表取締役:スチュアート・ギブソン)はこのほど、兵庫県川西市に開発する巨大物流施設「ESR川西ディストリビューションセンター(川西DC)」の1期工事に着工した。 
 同施設の総敷地面積は甲子園球場13個分に相当する505281平方㍍で、同社によれば「日本最大」の物流施設プロジェクト。24棟の物流施設から成り、着工済みの「川西DC2」は20253月の竣工、今年10月に着工する「川西DC1」は255月の竣工を予定している。なお、1期の総投資額は502憶円という。
 川西DCが位置するのは新名神高速道路の「川西IC」から3.9㌔地点。関西圏に加えて西日本エリアをカバーし、大阪中心市街地から北部、神戸市など阪神間のラストワンマイルにも対応する。川西DC12ともに充分な床荷重や柱ピッチを確保し、最小区画は約1000坪とするなど物流効率化を促進。自動倉庫など事業者の様々な需要に応える汎用性を持たせる。
 同社のスチュアート・ギブソン代表は「川西DCは関西の物流施設需要の高まりに応え、グローバルでも重要な物流ハブになる。日本の物流業界で最大の敷地面積を誇り、ESRが威信をかけて挑戦するプロジェクト」とコメントしている。

2023910日号掲載)