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ハイオス、エコプロアワード受賞

ハイオスの戸津勝行社長とサステナブル経営推進機構の石田秀輝理事長

 ハイオスの「ねじ締結システム」がこのほど、(一社)サステナブル経営推進機構が主催する「第5回エコプロアワード」の「奨励賞」を受賞した。エコプロアワードは日本市場において市場関係者などから評価が高く、具体的に優れた環境配慮が組み込まれた製品やサービスなどの開発・普及の促進、持続可能な社会づくりに寄与することを目的に行われている。
 同社はねじ締め不良を削減し、リサイクル時に取り外しやすい「トツプラねじ」や「インタトルク」、従来品と比べて摩耗が少ない専用ビット、ねじの連結・取外し記録データを自動登録・更新するIoT連携システムなどを開発している。ねじ締結時だけでなく、締結後のメンテナンス・リペア・リユースにも役立つ製品・システムにより、循環経済の実現に貢献していることが評価につながった。
 128日、東京ビッグサイトで開催されたエコプロ展内で行われた表彰式で同社の戸津勝行社長は「表に出にくい製品を評価いただいたことは大変嬉しく思う」と述べるとともに、「ねじ締結時、多くの人がカムアウトを防ぐために上から押し込んでいますが、本来の目的達成には必要のない力です。一つ一つで見ると小さなロスですが、製造全体で見ると非常に大きなものとなります。これからもねじ本来の回る力だけで締結可能な製品の開発に力を入れていきます」と先を見据え、力強く話した。

20221225日号)