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キタムラ機械、ダブルコラムの微細加工機

キタムラ機械(株)

温度と振動、影響を極小化

 キタムラ機械は、同社初の微細加工機となる「Mycenter-SUPER MICRON」(=写真、スーパーマイクロン)を412日に発売した。主な仕様はテーブルサイズ400×500㍉、各軸移動量X450×Y350×Z300㍉、テーブル積載重量125㌔㌘、最高主軸回転数は毎分4万回転、工具収納本数18本。集塵機や防塵構造を備え、グラファイト加工や微細加工時の細かい切粉にも対応する。「精密金型、医療、光学、電子・半導体製造装置用機器の部品加工分野の旺盛な需要増に対応する」(同社)。
 最大の特長は、クロスレールと一体鋳造のダブルコラム構造を採用し、コラムには独自開発の温度制御媒体を封入したことだ。加工中の温度変化の影響を抑制し、姿勢変位影響を極限まで抑えることのできる左右対称構造となっている。優れた剛性と振動減衰性能を併せ持ち、安定した高精度加工を可能にする。
 全軸オーバーハングの無い独自の角形摺動面とテーブル低重心構造により、加減速の激しい高速加工時の振動を抑制できる。クラス最大径で最小リードの駆動ボールネジを採用して追従性を高め、超高精度・高分解能光学式リニアフィードバックスケールにより、実測値で位置決め精度±0.5ミクロン/フルストローク、直角度4ミクロン、真円度1.5ミクロンを達成し、従来比50%以上の高精度加工を可能にした。
 主軸回転毎分4万回転の連続運転を可能とした高性能セラミック軸受主軸は、工具最大長さで先端の振れが1.7ミクロン(実績値)。±0.1℃制御の高精度オイルコントローラーによる主軸内部とジャケット冷却により、暖機運転を必要としないコールドスタートからの連続加工においても熱変位の影響を抑え、1ミクロン単位の安定した加工精度を実現した。
 世界初(08年)のアイコン制御式CNC装置「Arumatik-Mi」を搭載。高解像度CCDカメラ、マイク、スピーカーを標準搭載しており、IoTアプリによるメール通知、リアルタイムのモニタリングや生産管理システムの連携まで幅広く対応。製造現場のDX推進をサポートする。

2021425日号掲載)