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オークマ、自律判断する横形MC

オークマ(株)

脱炭素支援する機能搭載

 オークマは、パレットサイズ800ミリの横形マシニングセンタ「MA―8000H」を開発した。自律的に遂行する省電力機能を搭載し、脱炭素化の取り組みを支援。油空圧供給ポート数をクラス最高水準に増強するなど、自動化対応力を高めた。標準仕様の価格は6170万円。20221月から受注を開始する。
 人が意識することなく、機械が自律的に精度の安定化と省エネを両立する機種として製品化した。過度な室温管理に頼らなくても精度安定性を発揮する「サーモフレンドリーコンセプト」を採用。暖気運転や寸法補正に必要な動作時間を大幅に短縮させ、機械単体としての消費電力を削減する。
 新世代省エネルギーシステムとして位置付けている「ECO suite plus」も搭載した。加工あたりの消費電力量やCO2排出量をその場で確認し、機器ごとに分析することで改善できるのが特徴。知能化省エネ技術「ECOアイドルストップ」で冷却の要否を機械が判断し、高精度を維持したまま冷却装置をアイドルストップできる。
 自動化対応力を高めるために、特別仕様の油空圧供給ポートの数を、段取りステーション側16ポート(従来機4ポート)、加工室側7ポート(同)まで増やした。治具の単独動作を増やせるだけでなく、ロボットによる複数ワークの自動脱着、加工室内での治具操作による工具と治具の干渉回避などに対応する。
 さらに特別仕様として、クーラントタンクの清掃頻度を激減させる「スラッジレスタンク」、突発的な工具欠損を防止する「AI加工診断機能(ドリル)」も搭載できる。
 移動量はX1400×Y1200×Z1350ミリに設計。いずれも従来機から100㍉拡張しながら、設置床面積は95.5%に抑えた。最大積載重量は2000キロ(特別仕様3000キロ)。工具の残留クーラントを瞬時に除去する「主軸内クーラント吸引」を標準装備している。

20211125日号掲載)