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中国CIMTに15万人

CMTBA 毛会長 「製造強国にするためにDXを推進」

 中国・北京市で415日までの6日間開かれた「CIMT2023(第18回中国国際工作機械博覧会)」に154957人(入場者数)が訪れた。2年前の前回より27.0%多く、昨年開かれたJIMTOF114158人、会期を通して11回のカウント)、IMTS86307人、入場登録者数)、SIMTOS79610人、延べ人数)をいずれも上回った。
 CIEC(新館)の展示場面積14万平方㍍を使い、世界30カ国・地域から1600社以上が出展。日本企業は前回より2社多い52社(うち日本工作機械工業会会員は46社)が参加した。視察した日工会によると、主催のCMTBA(中国工作機械工具工業協会)の毛会長は開会あいさつとして「中国は世界最大の工作機械生産国であり輸入国、消費国である。依然として中国市場の潜在性は非常に大きく将来にわたって大きな可能性をもっている。我々は中国を近代化された産業システム、高い対外開放性、質の高い製造強国にするためにDXを推進していく」と話した。
 中国経済の全体的な回復に伴い、今年の工作機械・工具産業は回復し続けるとCMTBAは見る。大きな「ブラックスワンイベント」(マーケットにおいて事前にほとんど予想できず、起きたときの衝撃が大きい事象)がなければ、年間の成長率は5%になると予想する。

2023515日号掲載)