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サンドビック、小径超硬ドリルの次世代モデル 

サンドビック(株)

PCD仕様も標準ラインアップ

 サンドビック(コロマントカンパニー)は、汎用小径超硬ソリッドドリル「CoroDrill462-XM」と、最適化した仕様の小径超硬ソリッドドリル「CoroDrill862-GM」を発売した。両製品ともに、従来のドリル(CoroDrillR840862)に対する次世代製品としての位置づけ。従来の超硬ソリッドドリルと比べ、ドリル径と加工深さのラインアップを拡充した。
 CoroDrill462-XMは最小径φ0.03から最大径φ3のドリル径で、加工深さ6xDcを標準でラインアップ。超硬ノンコートの「H10F」はφ0.3からφ1.50.05㍉飛びで、超硬コーティングの「X2BM」はφ1.55からφ30.05㍉飛びをそれぞれ標準で在庫している。
 CoroDrill862-GMは超硬コーティングが最小径φ03から最大径φ3のドリル径に対し、加工深さ9xDc12xDc16xDcをラインアップ。加工深さ12xDc以上はパイロット穴が必要で、専用パイロットドリルとして「CoroDrill862-GP」を取り揃えている。
 さらにCoroDrill862-GMシリーズでは、一体焼結ダイヤのPCD材種「N1DU」をφ0.3からφ3まで標準でラインアップ(受注生産)。N1DUはユーザー仕様の穴に対応できるテーラーメードでの製作も可能という。N1DUはアルミや銅合金のほか、チタン、プラチナ、CFRP、セラミックなどの難削材にも対応。PCDは超硬の75~100倍の耐摩耗性を備えており、超硬材種と比べ50~100倍の工具寿命が期待できるとしている。

20211225日号掲載)