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OKK、芯出し省力化機能を開発

OKK(株)

撮影したデータは3Dモデルに自動変換され、タブレット端末上で確認できる

機内撮影でモデル化

 OKKは、ワークの芯出し作業の省力化が可能な機能「3Dマイスター」を開発した。機内カメラで撮影したワークの形状を3Dモデルにデータ化。機械座標系との紐づけで位置や寸法データを持たせることで、タッチセンサシステムとの連動から芯出しに必要な自動計測プログラムの実行まで可能にした。
 ワーク設置後、加工プログラムのサーチを含めたほどんどの操作をタブレット端末で実行できる。主軸近くに、防水構造のボックスで保護したTOFTime Of Flight)カメラを設置。Z軸原点位置で撮影することから、「対象物に接近する必要がない」という。
 撮影したデータは3Dモデルに自動変換され、タブレット端末上で確認できる。画面左側に通常カメラモードでの撮影画像、右側にモデリング形状が表示される。撮影するおおよその位置を事前に設定することで、より正確なモデリングが可能に。連続撮影を指定すれば、さらに精度の向上を図れる。
 計測パターンをイラストで確認して指定できるようにしたことで、計測プログラムの選択を容易にした。計測位置の指定では、モデリングで得られたおおよその寸法を表示。ワーク座標系、シフト量の設定なども指定できる。
 設定した内容は「設定内容が記載されたカード」として一括して機械に送信する。送信するまで何度でも設定内容の変更・確認が可能。計測動作指令と同様に、加工プログラムサーチができる。
 手動モードでの機械操作、NC画面での数値設定なども不要だ。OKKは、オペレータ作業の標準化、マニュアル化の推進、ワーク違いによる作業ミス防止の機能としても提案する。
 管理用PCは、1台で複数の機械に接続(複数のカメラとの同時接続は不可)できる。「WiFi通信を用いているものの、ローカルネットワーク環境のため、情報流出の危険はない」としている。
 対象機種は立形マシニングセンタ「VM-Rシリーズ」と「VB53α」。制御装置はFANUC製「30iシリーズ」と三菱電機製「N700/N800シリーズ」に対応する。販売予定価格は税抜200万円(2台目以降130万円)に設定した。

2021515日号掲載)