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オークマ、ベストセラー横形MCが進化

オークマ(株)

加工サイズ1.3倍に自動化対応強める

 オークマは、長時間の無人稼働と環境負荷低減が可能な横形マシニングセンタ「MA―600HⅢ」を発売した。パレットの積載寸法は最大φ1050×1200mm2APC仕様/最大質量1200㌔グラム)。半導体、インフラ、エネルギー、自動車市場を中心に提案する。

 累計3千台の出荷実績があるベストセラー機を進化させた。加工サイズ(体積)を従来機比で1.3倍に拡大。機内カバー構造を最適化したことで、機内に堆積する切粉を最小限にした。残留する切粉を的確に洗い流す機能も強化しており、クーラントを使わないドライ加工にも対応する。
 特別仕様のスラッジレスタンクは、クーラントタンク内に滞留する微小な鉄粉などを自動的に回収する。被削材が鋳物だった場合の回収率は99%。クーラントの長寿命化を図るとともに、人手に頼っているタンク清掃の手間を大幅に減らす。
 自動化対応を強めるために、ワークを自動でクランプする治具類へ油空圧を供給するポート数を増やした。段取りステーション側で16ポート、加工室側で7ポート設置したことで、治具の単独動作を増やせるだけでなく、「ロボットによるワーク着脱にも柔軟に対応できる」という。
 幅広い材種に対応する広域主軸(特別仕様)も開発した。最高回転速度1万回転、トルク652/349Nm、出力45/30キロワット(短時間/連続)に設計。S45Cを正面フライスで削った場合の切粉量は最大1240立方cmに達する。
 脱炭素社会への貢献に向けて、環境負荷低減と精度安定性による高生産性を両立させた。経時熱変位は従来機比13%向上の7ミクロンに。さらに消費エネルギーを見える化した新世代省エネルギーシステム「ECO suite」を搭載している。

2021515日号掲載)