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岡本工作機械製作所、自動研削システムと機上測定ソフト

(株)岡本工作機械製作所

2種のオプションを発売

 岡本工作機械製作所は、平面研削盤の機上での3次元計測を実現するソフトウェア「OKAMOTO NCゲージ」と、全自動・高能率・高精度をサポートする全自動研削システム「MAP研削ソフト」の2種のオプションを発売した。
 NCゲージは、平面研削盤の機上でワークの測定・測定・幾何公差演算のプログラムを自動作成できるソフトウェア。従来、オペレーターが作成していた測定プログラムを自動作成でき、オペレーターのスキルレス化を図れるという。対応機種は同社の機上測定装置搭載CNC機。
 測定項目は点・平面・幅(突起・溝)・円(内外径)・球・円筒距離計算など、幾何公差演算項目は平面度・平行度・真直度・真円度・直角度など。「平面研削盤では加工できない内径や円筒度などに対しても3次元計測が可能で、 研削盤の使用頻度を上げ 、稼働率向上に寄与できる」(同社)。
 MAP研削ソフトとは、「Measuring highest point」(加工開始点を認識)「Air cut less (空走距離削除)」「Productivity」(生産性向上)の頭文字をとったもので、ワークの情報を自動測定し、最も高い部分から加工するプログラムを自動作成するソフト。加工条件やドレス条件を自動作成しながら、加工を全自動で行える。対応機種はUPGシリーズ、 PSG CA3シリーズなど。
 ワークに穴が開いている場合は測定ポイントを省く機能、 反っているワークをエアカットレス(最短の加工プログラム作成)で加工する機能 、単独測定プログラム作成機能、自動補正研削プログラム機能なども搭載。「生産現場のオペレーター不足解消や加工時間短縮による生産性向上に貢献できる」(同社)。

2020910日号掲載)