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日工会、副会長にオークマ家城氏

左から長濱裕二常務理事、家城淳副会長、山崎智久副会長、稲葉善治会長、森雅彦副会長、中村健一副会長、柚原一夫専務理事

デジタル・グリーン・レジリエンスに注力

 (一社)日本工作機械工業会(会長=稲葉善治ファナック会長)は530日、新たな副会長としてオークマの家城淳社長を選んだことを明らかにした。同日開いた定時総会で決めた。家城氏は引き続き、工作機械の技術振興に関する調査研究を担う「技術委員会」の委員長も務める。副会長はこれまでの森雅彦(DMG森精機社長)、山崎智久(ヤマザキマザック会長)、中村健一(中村留精密工業会長)の3氏とともに4人の体制となった。
 総会後の懇親会で稲葉会長は工作機械受注が好調に推移していると話した。「本年14月の受注累計額5269億円を3倍すると15800億円と年初見通し(16000億円)をいくぶん下回るペースでやや足踏みが見られるが、自動化、デジタル革新、省エネ、環境対策といったニーズに後押しされ高水準を維持している」との見方を示した。日工会としては重点課題として引き続きデジタル(生産システムの自動化を推進するため工作機械の仕様策定)、グリーン(会員各社の省エネ活動を強化すべく工作機械のLCAガイドラインの活用を促進)、レジリエンス(EPAの活用を促進しグローバルな視点で将来有望な海外市場を調査研究)の3項目に委員会での活動を中心に取り組むという。

2023625日号掲載)