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ワルタージャパン、加工トレンド反映した超硬エンドミル

Xill·tec Advance MC230&MC233

粗加工から仕上げ加工まであらゆる被削材に

 ワルタージャパンはこのほど、「Xill·tec超硬エンドミルファミリー Advance MC230」と「MC233」の製品レパートリーを拡張した。高汎用性をもつXill·tec(エクシル・テック)は鉄系、ステンレス系、鋳鉄系、非金属から難削材といったあらゆる被削材の荒加工から仕上げ加工までエンドミル加工のすべてに対応する超硬エンドミル。
 今回は工具径2―25㍉メートル、刃長1―5×Dc2―8枚刃をラインアップに追加した。5×Dcといったロング刃長エンドミルは、近年の加工トレンドのダイナミックミーリング対応の工具仕様で、長い刃長のすべてを使って高い切りくず排出量を達成する。刃数と刃長に応じた不等ピッチ・不等ねじれ切れ刃と、同社独自のTiAlN コーティング材種「WK40TF」を組み合わせて従来工具と比べ工具寿命を約30%延ばした。
 また、Xill·tecのベーシックファミリーであるAdvance MC230に加え、新たな刃形状をもつXill·tec Advance MC233ファミリーを追加。
 「ニック付き切れ刃により、ロング刃長のエンドミルにおいても切りくずを短く分断し、確実に排出する。ダイナミックミーリングでの荒加工など切りくず排出量が大きい加工に向く」(同社)

 (2023625日号掲載)