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牧野フライス製作所、レーザ加工機事業に本格参入

レーザ加工機「LUMINIZER LB300」

高品質の脆性材加工を容易に

 牧野フライス製作所はJIMTOF2020onlineにレーザ加工機「LUMINIZER(ルミナイザー)」を出品し、本格的にレーザ加工機事業に参入すると発表した。平面や小物加工に適したLB300(最大ワークの幅400×奥行300×高さ200㍉、1116日発売)と、立体形状の加工に向く5軸機のLB500(同500×500×500㍉、12月以降発売予定)の2機種をラインアップした。初年度販売は国内外で30~60台が目標。ボディはエルゴノミクスとマキノのCマークを活かした新デザインを採用した。
 ルミナイザーは、水と空気との境界面での光の全反射現象を利用してレーザビームを照射するユニークな加工機。既存のマシニングセンタや放電加工機では加工が難しい脆性材(炭化ケイ素、窒化ガリウム、ジルコニア、アルミナ、ダイヤモンド焼結体等)を容易に加工できる。レーザマイクロジェット技術(スイス・シノヴァ社)と、マキノが培ってきた高精度・高応答の機械構造やモーションコントロール技術の融合により、高い加工精度を実現した。

水で熱影響を防ぐ
 一般的なレーザ加工と異なり、ウォータージェットがガイドする中を、水に吸収されにくいグリーンレーザ光が進むため焦点調整が不要で加工面が垂直になる。さらに、水でワークを冷却しながら加工するので、ワーク表面の溶着も防げる。貫通後は水ジェットにより加工屑を排出できるので裏面のバリも少ない。
 同社では「難削材や脆性材・コーティングの増えた航空機、医療、半導体分野の加工を高効率化できる。回転工具では実現できないサブミクロンオーダーの微細加工分野へ進出するとともに、今後は短パルスレーザ加工機など機種ラインアップを拡充し、微細孔加工や機能表面加工のブレークスルーを導き出したい」とする。