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三菱ケミカル、伊でCFRP増産へ

大型構造物の成形能力3倍に

 三菱ケミカルは、イタリアにあるCFRP(炭素繊維強化プラスチック)製部品製造販売会社のC.P.C.SRL社に、5千㌧容量大型プレス成形機の増設を含めた設備投資を決定した。グループ会社のMitsubishi Chemical Advanced Materials AGが投資し、2023年の設備稼働を目指す。
 CPC社は、CFRPの成形から加工、塗装、組立まで対応する生産能力を持っている。設計・シミュレーション技術を活用した部品・車両の軽量化ノウハウもあることから、「主に高級自動車向けのCFRP成形品メーカーとして事業を拡大してきた」(三菱ケミカル)という。
 今回の投資は大型プレス成形機を増強する。複雑形状のシャーシーに代表される成形の難しい大型構造物の成形能力を3倍に引き上げる。さらに、最新鋭のCFRP加工機、自動塗装ラインを備えた塗装工場や組立ラインの増強も実施。欧州のサプライチェーンを強化し、電気自動車や次世代モビリティ用途でさらに高まるCFRP製品に対する需要に対応する。
 三菱ケミカルは、ドイツのプリプレグ(炭素繊維中間基材)メーカーc―m―p社、炭素繊維リサイクル企業CarboNXT社を買収。CPC社隣接地にはCF―SMCCFRP中間基材)製造設備を建設するなど、欧州で材料のサプライチェーン確立も進めている。

2021515日号掲載)